日本の労働環境って、コンディションが常に良好であることが前提になってませんかねえ

日本の労働環境って、従業員のコンディションが良好であることが大前提になっていると思うんですよ。

機械ほど頑丈ではないし、感情によって左右されることがあるのに、おかしいなと思うんですよ。

今回は、そんな社会に違和感を感じたことを書いていこうかなと。

目次

  1. 従業員が休まないことを前提として動いている

  2. コンディション管理できないのは甘えと言うけどさ

  3. コンディションが悪くなることを前提で動くべき

従業員が休まないことを前提として動いている

人間である以上、感情のコントロールがうまくできなかったり、体調不良になることもあるでしょう。

というか、あって当たり前です!

なはずなのに、肉体的にも精神的にもコンディションが悪くなり、休むことなんて有り得ないというように、社会が動いているんですよね。

  • だから、有給が消化できない
  • シフト制で体調不良の人が出たら、本来休日の人にピンチヒッターを頼まないといけない
  • ピンチヒッターが頼めないようなら、マスクをつけてでも出社しないといけない
  • 精神疾患に対する理解が進んでいない
  • だから、心療内科や精神科に対するハードルが高い(欧米では、歯医者に行く感覚で行きつけの心療内科や精神科がある)

こんな環境だと、余計病むだろ!

休みたいときに休めない、休みも下手しなくても返上なんてザラな環境では、コンディションが悪くなりますよねえ。

そんな世の中で生きるの辛すぎますわ。ハイクソー!!!

コンディション管理できないのは甘えと言うけどさ

なんつーか、「コンディション管理ができないのは甘え」、「社会人として失格」、「大人としてダメだ」というプレッシャーが強すぎるんですよね。

嫌なことも我慢しないといけなかったり、様々な暗黙の了解を理解しないといけないわで。

確かに、そういった面はありますよ。自己責任である部分がないとは言いません。世の中の殆どは、自分や自分の周囲の人の協力だけでは限界があるのです。

  • 自然災害
  • 景気の好景気、不景気
  • 両親の経済状況
  • いざという時に守ってくれない企業

などなど、個人レベルではどうしようもないことばかりです。

本来、上層部や政治家がどうにかすべきなんですがねえ。

あんたらの仕事を一般人に丸投げしている時点で、一般人に甘えてるじゃねえか!

少なくとも、

  • 心療内科のハードルを下げる
  • 国民に健康診断でも、心療内科や精神科でのカウンセリングを義務付ける
  • 有給5日取らせるじゃなくて、有給が無くなった従業員が出た時点で、その企業は廃業
  • 労基にて、100時間残業させたら、翌月以降は、その分振替休日を強制的にとらせる
  • 有給休暇と病欠休暇は別にとらせる

など、コンディションを整える環境づくりをしてから言えと。

流石に、それをやって、コンディション整えられなかったら自己責任な部分はありますが。それこそ、毎日朝まで飲み歩いてその足で出勤して、体調崩すとかなら自己責任レベルではありますが。

と言っても、一概に自己責任とも言い切れないのが難しい所であります。

上司や先輩の命令で、無理矢理付き合わされるというパワハラ案件だったりしますからねえ。

それ抜きにしても、人それぞれ体力や精神力のキャパシティや充電方法はまちまちですし。

考えていたら、キリはありませんが...。

私自身も人より体力なかったり、怒られると過呼吸起こすわ、幼少期は、親に叱られた翌日に高熱出すわで、病院のお世話になっていたクソ雑魚なのです。

ホント、16時間夜勤だったり、週5フルタイム勤務が前提の労働環境では、充電しきれませんし。一度、心療内科のお世話になるくらいのダメージ受けたら、脆くなりますからねえ。

少し問い詰められて過呼吸起こすわ、そこまで行かなくても顔面けいれん起きるわ、希死念慮が慢性的にあるわなので。

私に限らず、そこまでさせといて、コンディション不良は自己責任とかクソ過ぎませんか。

中には、引きこもりだったり、双極性障害なりになって、10年近く病んでる人もいるのですから。

あんたら、そんな人の責任取ってくれるんですかねえ。

まあ、無理でしょうねえ...

コンディションが悪くなることを前提で動くべき

ぶっちゃけた話、どんなにタフな人でも、コンディションが悪くなってぶっ壊れるときはぶっ壊れます。

精神論根性論が大好きで、体力バカな人はわかっていないと思いますが。むしろ、タフな分、撤退ラインがわからず、気付いた時にはもう手遅れとかありそうで怖いんですがね。

だから、いつ何時コンディションが悪くなっても良いように、社会は動いていってほしいなと思うのです。

そうすれば、

  • 有給休暇も取りやすい
  • シフト制でも、毎日欠員が出ても、ピンチヒッターを用意せず回せる
  • 定時上がりがデフォルトになる
  • 健康診断でメンタル面の管理や調整をする風に動く

などに変わってくれると思いたいです。

この通りに変わったからといって、よくなるとは限りませんが、少なくとも、今の「みんながコンディションが万全であること」を前提で動いている状態は、ヤバいですね。

だから、

  • 毎年、自殺者が3万人でる
  • 不毛な不幸合戦、我慢大会から、パワハラなどが起きる
  • 我慢大会な社会に適応できない、無敵の人が出てきて、無差別殺人を起こす

といったことが起きるのではないかと感じています。

とりあえず、こんな狂った環境は、令和初期のうちに滅んでほしいです。