発達障害の人向けの雇用枠(IT企業)に関し英語圏でよく行われてる工夫
①面接は行わない
②3週間程度オフィスで実務を行い、それを基準に採否を決める。その間の賃金はもちろん出る。こういうのが日本でも広がってほしい。面接で詰む人多いけど、それが職場に必須のスキルとは限らない。#DD雇用
— みらいのリスト@発達障害の社会活動 (@mirailist) January 28, 2020
発達障害の有無に限らず、上記のようなお試し勤務的な何かあっても良いよねと思うのです。
何故良いと思うのか、私なりに考えてみようかな。
目次
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覗いてみないことには志望動機もクソもない
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賃金が出るというのが良いよね
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面接って嘘つき大会ですしね
覗いてみないことには志望動機もクソもない
ぶっちゃけ、よっぽど仕事するのが好きでもない限り、やりたいことなんてそうそうないもんです。でも、働かないといけないわけですよ。
- 働かないとお金がもらえない
- お金がもらえないと、飯が食えない
- 飯が食えないと生きていけない
というわけで、働かないと生きていけないから仕方なく働いているにすぎません。
なので、志望動機って
- お金が欲しい
- 生活しないといけない
からでしかないのです。その中でもなぜその仕事、その会社を選んだかって言われてもねえ。だいたいなんとなくとか、家から通えそうとかの理由しかないです。社会貢献だ~、自分の成長のためだ~ってアピールしないといけないわけです。ですが、ハッキリ言ってさあ...
そんなもん知らねえよ!!!
面接に行く企業とか仕事って、少なくとも好きでも嫌いでもない所から受けに行きますからねえ。第一印象では。でも、第一印象だけでは雰囲気もどんな仕事かもわかりません。どんな仕事かはわかっていても、その企業でどういう流れで仕事をするかわからないこともありますしね。
同じシステムの障害監視の仕事でも、企業によってその企業独自のローカルルールだったり、覚えないといけない機会の仕様もバラバラですしね。仕事は嫌いではなくても、ローカルルールとかが、志望者と相性が合わないとかもありますし。とりあえず働いてもらって、どんな仕事なのかを知ってもらうのは良いと思います。
特に新卒の学生や業界未経験の人にとっては、お試しで働いてもらうというのは良いと思います。前者の場合は、アルバイトや学生企業の経験を除けば、「仕事って何ぞや」、「労働の流れわかんねえよ」ってレベルですからねえ。
新卒の就活詰むと人生詰むと感じてしまうくらいプレッシャーでかいわけですし。そもそも、卒業してから就活でも良いんじゃないかと思うのですが、そこは置いといてと...
お試しで働いてみた方が、同業他社を受ける場合でも比較材料なり、やってみた感想とかもあるわけなので、志望動機を作りやすいと思います。一定期間働いてみてその業界が嫌だと思えば、消去法で消していけば良いですし。
やりたいことが見つからないけど、やりたいことを見つけないといけない場合に嫌なものから削っていけば見つかるかもしれないです。
賃金が出るというのが良いよね
冒頭のツイートによると、お試し期間中でも賃金が出るみたいですからねえ。それ、でかいっすよマジで。
失業中とかなら尚更です。賃金もらいながら、お試しで働けるならプレッシャーも軽いですからね。ブラック企業でも就職してしまったり、辞めずに続けてしまうのは、「賃金貰いながらお試しで働く」ようなシステムがないからというのはあります。
- やりたいことない
- 面接怖い
- 面接何度もしないといけない
- 入ったからといっても、クソな環境なら動く必要がある
- そんでまた面接を受ける
という想像しただけで嫌になることをやらないといけないのです。いつ終わるかわからん面接を何度もやったり、失業中だったら「貯金の残高」、実家暮らしだったり扶養する家族がいると「身内から聞かれる進捗」とかのプレッシャーに襲われますからねえ。
私自身も、前職から現職に移るまで3か月ブランクがありました。面接通らなくて、親からのプレッシャーありましたからねえ。それを考えると辞めるのも怖いです。
身内からの「最近どうなの」的な質問って、それだけで恐怖感を煽ります。人にあれこれ質問されるのがムチャクチャ嫌いな私にとっては...。
かといって、在職中に転職活動するのもなかなか酷なもんありますよねえ。
- 勤務時間だけでも疲弊しているのに、それとは別に時間を確保しないといけない
- 下手すれば、転職が決まるまで有給がなくなってしまう
ということもあり得ないとは言い切れないですし。
面接って嘘つき大会ですしね
面接っちゅうのは、嘘つき大会ですからねえ。
出来ないことを出来るとハッタリかまさないと落ちるわ、こんな仕事やるなんて聞いてねえよということもやらされることもありますし。そんなんだったら、面接なんてやらないで最初っからとりあえず働かせて、そこでお互い確認しろよなあ...
3週間もすれば、従業員も企業サイドもマイナスイメージあれば誤魔化し利かなくなるし。基本的に一度マイナスイメージができれば覆ることありませんし。
というか、氷山の一角でしかありません。長くいても、お互い悪いところばかり見えてくるので、フェードアウト出来るならできてしまった方が幸せです。
だから、冒頭ツイートの「面接しないで、とりあえず3週間実務をやってもらう」そんでもって採否を決めるというのは、発達障害抜きにしてもありだと考えています。