今の原宿駅を壊して、こんな粗末な駅舎を、いい加減な気持ちでデザインして、適当に作ろうという倫理観のかけらもない連中は、ホントに過去の歴史に対する尊敬も教養もない、自分たちが取返しのつかない阿呆な仕業を実行させられてると、気づくことも出来ない馬鹿で社畜な奴らとしか言いようがない。 https://t.co/IrBgkxEH0a
— AI建築エコノミスト森山高至 (@mori_arch_econo) November 22, 2019
そういえば、原宿駅の駅舎を東京オリンピックの後に、取壊して上記のように立て直そうとする話が出ているみたいですねえ。
原宿駅の駅舎のあの独特の雰囲気がなくなると思うとなんだかなあと思うのです。
他の駅と雰囲気変わんねえじゃねえか!
目次
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確かに、立て直すのは必要です
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元の雰囲気を残す方向に持っていけば良いのでは
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歴史的資料が生で見れなくなるのは悲しい
確かに、立て直すのは必要です
確かに、建物を立て直すのは必要ですよ。数十年間も同じ建物をそのまま使っていれば、老朽化で脆くなりますからねえ。
今の原宿駅の駅舎は、1924年から使われているとのことでした。大正末期から使われていて100年近く今のまま使われているという計算ですね。太平洋戦争をくぐり抜けてきたわけですしね。確かに、よく持ったなと思います。
そりゃあ、建物の寿命も近づきますよね。
- 中をキレイにしてもカビを起こしやすくなるでしょう
- 修繕して使用し続けても、余計コストがかかるわで、立て直した方が低コストで済む
建築基準法の基準も、2019年の今に比べたらムチャクチャ緩いですからねえ。それに建物の防火の技術も発達していなかったでしょう。そんな中で、大地震など起きたらムチャクチャ大惨事になるのが目に見えます。
原宿だったら、
- 単純に人が多くてパニックになる
- 他の駅に比べたら、駅舎が古くてインフラがマヒするのが火を見るよりも明らか
- もし、原宿駅がマヒしたら、山手線の中でも利用者が多くて、それらに対する被害は大きい
上記までのことを考えたら、必要なのは確かです。
元の雰囲気を残す方向に持っていけば良いのでは
東京オリンピック後に作られる予定の駅舎は、上記のTwitterを見た限りでは、昔の駅舎の雰囲気がなくなっているなあと思うのです。
安易に目先の流行デザインに走っている感じが否めないのです。安易に最新の流行に走りすぎても、10年後くらいにはオワコンになってしまいますからねえ。
建物に限った話ではないなと思います。
mixiだって、2006年くらいにはSNSの最先端扱いだったのが、今では全然使っている人見かけませんからねえ。今の大学生くらいだと存在そのものを知らないという人がいるくらいです。
だったら、立て直すにしても、今使われているデザインを残していく方にもっていくべきですね。
大正風なり昭和真ん中の雰囲気の建物のデザインで、中が清潔感がある建物とかたくさんありますからねえ。
銭湯だって、大正風の建物だということをアピールして、清潔感のあるところだってあるのです。
例えば、下記のはすぬま温泉さんが良い例です。
建物も大正風ですが、料金の書かれている看板の文字とかもこだわりを感じるのです。
建物はレトロでも、最新の設備なり、清潔感のある雰囲気にするのは、出来ないこともないんですよねえ。
それに、古い建物を残す技術があるはずなんですけどねえ。様々な史跡を見ていると、大地震や戦火を何度か壊されず乗り越えてきた史跡たくさんあると思うんですがね。
- 鎌倉の大仏
- 大名の城
- 奈良や京都の各種お寺
- 皇居
歴史的資料が生で見れなくなるのは悲しい
時代の流れといえば、それまでですし、どんなものでも数十年前のものとなると大抵消えてしまったり、忘れ去られてしまうものではあります。
裏を返せば、そんな歴史的資料が生で見れるというのは素晴らしいものだと思うのです。
それを、単純になくすのはどうかなあと感じました。
まあ、商業施設を作りまくって、大手企業が庶民や中小企業を食い物にして、搾り取りたいだけなんでしょうけどね。
歴史の古い建物って、外国人のお客さんそれだけで釣れそうなものなんですがねえ。東京オリンピックやるならやるで、どうやったら外国人に人気出るか考えてくださいよ。御偉方の皆さんは。