このブログを読んでいる人には、新人さんに仕事を教えて行かないといけない人、自分自身が新人として新しく仕事を覚えていかないといけない人も少なくないでしょう。
と言っても、うまく教えられる人ってぶっちゃけ多くは無いでしょう。物覚えが悪い人に至っては、そのせいで精神を病んでしまう人もいるくらいですしね。
目次
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OJT(お前が自分自身でトレーニングをしろ)多くないですか
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じゃあ、どうすれば良いんでしょうか
OJT(お前が自分自身でトレーニングをしろ)多くないですか
これ、ムチャクチャ多いと思うんですよ。
- O(お前が)
- J(自分自身で)
- T(トレーニングをしろ)
ハイクソー!!!
覚えられるわけねえだろと。私も被害者の1人です。
某大手メーカーで派遣社員をした時なのですが。
配属初日に初っ端に直属の上司から、「このデータ打ち込んどいて」と分厚い紙データを振られましたからね。
振るなら、
- 紙をどれに打ち込めば良いのか(Word、Excel、もしくは社内のサイトなのか)
- 紙データを電子データに打ち込む意図は何なのか
- 紙のデータの中でどのデータが必要で、どのデータはいらないのか
- 文字のサイズは変えたほうが良いのか
- 打ち込んで修正した箇所には色付けして目立たせた方が良いのか
- いつまでに終わらせれば良いのか
- 終わりそうもない場合は、誰に報告したら良いのか
- ミスが発覚した場合のリカバリーどうすんのよとか
などの指示をするのが必要なんですがね。
これらがわからないのにやらせるとか何考えてるんだか。
それでいて、作業の進みが悪いと「俺ならこの程度3日で終わったぞ」とか訳の分からんマウンティングをしてきますからね。
だったら、「最初から〇〇の所までを××の日までやってね。終わりそうもないなら言ってね」とかの指示しろや。
その上司は、ミスをするとネチネチと責めてくるわ、人格否定までしてきましたからね。
そいつのせいで、
- 慢性的な頭痛に襲われるわ
- 胃もたれして食欲わかないわ
- 日曜の夜は、泣いてたわ
- 職場でも泣かされたわ
- 自殺願望沸いてくるわ
でしたからね。ミスをしたり、仕事のできない私にも否がないとは言いませんよ。お前が変な責め方するから、怯えて余計ミスするんじゃねえかよと。
しかも、奴は残業中毒で、長時間労働大好きマンだったのです。それに付き合わされて、私も朝早いわ夜は終電近くになるわということもありました。勿論、説教と人格否定のフルコース付きです。
それでも、どうにかやっていこうと思ったのですが、「上書きをしてはいけないデータに新しいデータを上書きする」という大ポカをやらかしてしまい、仕事を振られることが無くなり、残業もなくなりました。んでもって、それから1ヶ月で、そこでの派遣期間も終わりました。
まあ、定時上がりでも朝5時半に起きて週5フルタイム勤務しないといけなかったし、2時間片道かかってたので良かったのかもしれませんね。あれ以上、続いていたら、マジもんのうつ病になっていたか、飛び降り自殺していたかもしれません。
上記の記事でも取り上げた某ベンチャー企業でのアルバイトも、OJT(お前が自分自身でトレーニングをしろ)でしたね。
入社初日に、訳も分からずその会社が作っているWebサイトのHTML作成やらされました。しかも、勤務開始直後にその業務をやらされたからたまったもんじゃありませんわ。
作業を振られた際に、締切日を言われたわけじゃないのに、作業最中に
- いつまでに終わりそうか
- ビジネスなんだから時間を意識してやれ
とか、ほざいたんですよ。シャッチョサンが。
はあぁ!?
精神論じゃなくて、これまで同様の作業をやってきた人がどれくらいの量をどの程度の期間で終わらせたのかを言えと。
それがわからないのに意識もクソもあるか!
OJT=お前が自分自身でトレーニングをしろって話をすると、こんなのザラだよという人が多いのです。しかも、私と同年代の人ですら。
こりゃあ、日本の労働環境は良くならんですわ。労働環境に限らず、今置かれている環境に違和感を感じている人に共感してくれる環境が出来上がってないので生きにくいわけです。
じゃあ、どうすれば良いんでしょうか
OJTするにしても、まずマニュアル用意しろと思うわけです。
- 業務内容
- 業務の手順
- ミスした場合の報告方法
- 社内システムのログイン方法
- 休憩の取り方
- 時間外労働することになった場合の対応方法
- 出退勤の行い方
業務内容は言うまでもありませんが、その会社や部署独自のローカルルールはマニュアル化しないといけません。
私が前の前の現場で、勤務していた時なのですが、先輩によって休憩時間が変わったんですよ。最初は1時間休憩時間があると聞きました。しかし、ある先輩は、休憩時間は45分だとかいう訳です。しかも、1時間休憩が終わって仕事場に戻ってきたときにです。
最初から言えや!
つーか、そこんとこもマニュアル化せいや。混乱のもとです。
といっても、マニュアル化するだけじゃ仕事はわかりません。実践積まないことには、覚えることはできないですからね。
私が新人さんに仕事を教えることがあった際は、下記の方法を取ったのです。
- マニュアルを見せる
- マニュアルを読んでもらう
- マニュアルを読んでもらいながら、私が作業をしているところを見て貰う(デモンストレーションってやつですね)
- んでもって、その作業をやってもらう(作業をする機会がない場合は、過去のデータなどを使ってシミュレーションする)
目で見るだけ、メモを取らせるだけというだけでは、わかりません。その場ではわかっていたとしてもすぐわからなくなります。
説明された内容をメモを取るにしても、どこを取れば良いのかわからないですからね。作業内容を動画として撮影出来れば覚えやすいかもしれませんが、なかなかそれはできないですからねえ。
OJT(お前が自分自身でトレーニングしろ)って、ミス増えるだけですわ。
一番物覚えが悪い人でも、覚えやすいマニュアル作ることで防げる不幸はあるはずなのに、それをやろうとしないんですよね。そこは、人員を割いても良いレベルです。短期的には、生産性落ちても、長期的にはある程度みんなできるようになる方が、働きやすくなるんですがねえ。
まあ、それをやるべきと声を上げても、時間外に余計な仕事をする羽目になるのがクソなんですがね。
マニュアル作成している間、ほかの人に割り振るとか言う選択肢がないのが、我らが日本なので。