義務教育で教えておくべき内容

義務教育ってクソだよなとか学校嫌いだったって言ってますが、制度としては素晴らしいものだと思うんですよ。家が低収入、本が一冊もないような所に住んでいても、読み書きとか四則演算とかを教われるってのはアドバンテージ高いはずなんですけどねえ。
まあ、そういう家の子どもに限って、学級崩壊とかのトリガーになるのですが…
そこは置いといてと!
生きている以上、社会生活からは逃げられないんですよ。だからこそ、個人レベルで、自分を守る知識を学んでおかないといけないわけです。

今回は、個人的にこんな知識を義務教育の時点で教えておくべきだなと思うことを書いていこうかなと思います。

目次

・お金やそれに付随する法律とか
・政治、選挙の流れ、それらが自分たちの生活にどう関係してくるのか
・自分の好きなことを思いっきり発表する機会

 

お金やそれに付随する法律とか

 

ぶっちゃけ、お金は生きている以上、切っても切りきれません。てか、死んでからも、切れないでしょう。だって、お墓や葬式とか考えるとねえ…
子どもがお金のこと考えたり、儲けを意識するのは汚いとか言われますからね。それなのに、仕事になるとお金がすべてだとが言い出しますから、ムチャクチャだろうが。まあ、特権階級の内部留保を隠しときたいからなんでしょうけどね。
子どものときから、働くときには働いた時相応のお金をもらう、サービスを受けるには高いサービスほど、高くつくということを知らせないといけないのに。
どうやって、お金を稼ぐのかも学んでおいた方が良いと思うんですよ。
例えば、資産運用どうやってやるかとか、損しないためにはどう運用すれば良いのか考えてみるのも良い経験になります。小学生のお小遣いや貯金では、使える範囲限られてますからね。仮に失敗して全財産失っても、大学とかでアルバイト出来るようになれば取り返せますしね。その時の失敗で株なんて2度とやるかということになり、株で大損は避けれますからね。
株でもうけようと思えば、少ない資産でいかに損を減らすか、社会情勢はどうかも学べます。社会情勢とか把握できると一般常識も学べたり、自分の身を守ることにも繋がると思うのでムダにはなりませんよ。

お金に付随する法律、特に労働基準法は知っておくべきだと思います。残業したら、1分単位で申請する権利があり、雇用主は1分単位で払う義務があるんです。なはずなんですけど、30分単位とか、月○○時間までしか払わないとか、申請すると詰められる(金融業界の用語でこっぴどく怒られるという意味)とか理不尽なクソルールが多いんですよね。
サービス残業という、平たく言えば労働力の泥棒してるんですよ。従業員が使えないから(人に使えないというのもどうかと思いますが)と言って、給料払う必要ないわけではありません。従業員の時間を買ってるんですから。払わないのは窃盗罪になりますよ。食べ物不味いからと言って、パックを開封して口つけたものを、不味いから金返せと言えないじゃないですか。

パートアルバイトなどの非正規雇用の人も、実は社会保険に加入出来るということも知られてないなと思います。正社員の4分の3の時間働いていれば、社会保険には加入できるというルールもあるんですけどね。
なぜ、教えないんだあ!職場体験なんぞより、絶対一生使うのに。
社会科とか、家庭科で教えておくべきと思います。

中には、何か会社を興して社長になる人も出てくるでしょう。子供のうちから、人を雇うのは責任を伴うということも知っておくべきです。一歩間違えれば犯罪者になるかもしれない。犯罪者になるのが嫌なら、労働基準法を守ろうということもね。

政治、選挙の流れ、それらが自分たちの生活にどう関係してくるのか

ぶっちゃけ、日本人って政治や選挙の知識が無い人ばかりだなと思います。私含めた大人でもそうなのだから、子供なんて余計。でも、政治や選挙って、自分等の生活に密にリンクしてます
選挙の投票によって選ばれた政治家が作った政策で、庶民の生活に影響与えるんですよ。ザックリ言えば。
例えば、消費税増税しますという政策だって、政治家が考えたんです。投票した結果で選ばれた政治家によっては、消費税がなくなって、お金を使いやすくなるとかの可能性もあったんですよねえ。
でも、誰がどういう政策を考えているとか、考えられた政策が生活にどう影響しているのかとか、わからないんですよね。政治とかに関する知識を得られる機会がない、体の良い発言に騙されちゃうんですよね。
だから、どういう党があって、その党がどういう政策を考えていて、自分たちにどう影響するのかを考える機会が必要だよなと思います。
投票って、自分等が政治に対しどう思ってるか伝えるチャンスです。政治によって、自分たちがおかしいと思えるルールを変えられるかもしれないという意識も与えても良いです。

もちろん、特定の思想に染めるのはアウトです。政治によって、自分たちの生活が良くも悪くもなる可能性があるということを教えることが大事です。

自分の好きなことを思いっきり発表する機会

学校教育って、自分の好きなことを発表する機会、ほんと無いよなあと思います。運動会とか合唱コンクールとかは、体育や音楽が苦手な人、集団に馴染めない人には活躍の機会ないですよね。むしろ、人権剥奪レベルで爪弾きにあうくらいですし。
これら2つのイベントの代わりに、自分の好きなことをおもいっきり発表するイベントを立てるべきです。個人レベルでも、集団レベルでも良いです。集団の場合、クラスや学年問わず集めるのを許可するのもありです。
例えば、鉄道が好きな人で、その歴史を調べたいなら、調べた内容を校内に展示する。プログラミングが趣味なら、作ったゲームとかシステムを学校のホームページにあげてみるとか。
ダンスが得意な人が学校内で何人かいるなら、動画で撮影して、校内放送で流すとかも面白そうです。
オタクの知識量や、好きなとこに対する行動力や探求心ってバカにできないですからね。それらって、足が速い人、ピアノが弾ける人より劣ってることはありません。むしろ、周りの人が知らないようなこと知ってたり、大人を凌駕する行動力ありますもん。
私の高校時代の友人に、鉄道オタクがいたのですが、彼の行動力は凄まじかったです。高1の時の夏休みに、北海道まで乗り鉄してましたからね。しかも一人で。普段でも、東京から埼玉とか群馬とかまで、乗り鉄して一周してきて帰ってきたことがあるとのことです。何処か観光するのが目的ではなく、ただ色んな電車を乗り回したいからで。
いやー、ブログにしたら絶対ネタに出来ますよ。どのルートなら早くつけるか、電車賃浮くかとか、わかりそうですしね。イチオチの景色だって知ってるかもしれません。鉄道って、チョコチョコ路線増えるわ、ダイヤ変わるわで、一般人把握できません
学校とかで、発表出来る機会あればなあ。
何が得意かはわからなくても、これは一番好きとか誰だってあります。そういう人が持っている知識って、本人からすればショボくても、一般人からすればハイレベルな情報だったりしますし。
ただ発表するのではなく、初心者にもわかりやすいネタを研究するのは、ムチャクチャ有意義だなと思います。何も知らない人にゼロから教えるスキルを学ぶチャンスですしね。子どもの頃から慣れておけば、働き初めてからとか、自分の子どもに何か教えるときに役に立つんじゃないですかね。実際、何も知らない人に物事を教えないといけない機会少なくないですし。
その発表がキッカケで、周りの人がハマってくれれば自己肯定感も高まるでしょうし、良い意味での承認要求が満たされるのでは。

今回の記事を書いてみて、学校の授業やイベントって、良くも悪くも苦手を克服する、集団のなかで上手くやることに力を入れすぎてるなと感じました。
自分の身を守るための知識、好きな分野を研究してそれを浸透させるための訓練を積む機会が義務教育の時点であれば良いなと考えています。