社会人という言葉に違和感を感じる

学生じゃなくなり働くようになると「社会人」という言葉を使うようになるし、言われるようになりますよね。でも、その言葉、なんか嫌いなんですよねえ。使うのに違和感を感じます。
社会人とは何ぞやというのを改めて考えていきないなと思います。

目次

・社会人って何ぞや?
・社会って何ぞや?
・社会人、社会という言葉が働きにくくしているのではないか

社会人って何ぞや?

社会人って言葉をググってみると、社会の中で働いてる人って意味らしいですねえ。職に就いている人を指すみたいです。
でも、正社員じゃないと、社会人になれとか、社会に出てないとかプレッシャーかけられる人少なくないですよねえ。正社員だろうと、そうでなかろうと働いてることには代わりないはずなのに。

職に就いている人を指すなら、正社員だけじゃなくなって、派遣社員、フリーター、パート、学生バイト、専業主婦、日雇い労働者、フリーランスで働いてる人だって当てはまるんじゃないでしょうか。
転職とかの求人だと、正社員だけを社会人歴としてカウントするところとアルバイトなども社会人歴として見る所もありますからね。
私自身、社会人歴について聞かれた時、人に寄ってアルバイトも含むときと正社員の時だけの両方がありました。しかも、同じ職場で。
個人的には、アルバイトだって、立派な社会人だと思うのですがねえ。正社員じゃないと、働いてないと社会人じゃないというのも違和感あるなと…

社会って何ぞや?

社会『人』」の中には「社会」という言葉が含まれてますよね。次は、その「社会」という言葉について、考えていきます。
Wikipediaには、人間同士のありとあらゆる関係を指す、生まれてから死ぬまで何らかの社会に所属していると書いてありました。これらのことから、人間が二人以上いるような環境だったら、社会に所属していることになるのではないでしょうか。
地域社会、集団社会って言葉もありますしね。両者の社会には、正社員やアルバイトを含めて働いている人は勿論、生まれたばかりの子どもや、アルバイトの出来ない小・中学生だって含まれてます。
これらに属している人なら社会人として当てはまると解釈できます。
だから、正社員になっていなくても、働いていなくたって社会人であると言えるのです。また、社会に属していると言えるのです。

社会人、社会という言葉が働きにくくしているのではないか

上記の2項目から、働いていることと社会人や社会という言葉は無関係とまでいかなくても、世間で言われてるほど深刻に考えなくても良いはずなんですがねえ。
会社で、仕事の成果がうまくいかない時に社会人としての自覚をもて、良く社会人やれてるなとか、子どもの時にこのままだと社会人になれないよとか社会じゃ通用しないぞと怒られたことのある人は多いのではないでしょうか。
でも、生まれてから死ぬまで、人が複数いるような環境なら社会人であるはずなのです。仕事が上手くやれないときに社会人失格といった旨のことを言われたら、生きていくのが辛くなり、自己肯定感も無くなってしまうのでは無いでしょうか。
仕事のことで怒るなら、同じ間違いしないために対策考えろとか、こまめに報告しろとか、確認怠るなとか、時間を守れとか言えば良いのです。社会人がどうのこうのって関係ないのでは無いでしょうか。
働いてる人を社会人として指すのは日本だけで、外国では、社会人として当てはまる言葉はないとのことです。確かに社会人という言葉を英語に直訳するとsocialhumanとなりますね。
うん、この単語だけでは、働くこととかには関係ないですね。働くを英語にしたらworkですしね。働いてる人を英語に直訳するとworkhumanになりますね。社会人っていう言葉使うのやめた方が良いんじゃないっすかねえ…
社会人という言葉が使われているせいで、上手く働けない人、会社で上手くやっていけない人が社会の一員として認められないせいで生きていくのが辛くなるんじゃないでしょうか。
今は、働けている人も病気や事故で働けなくなることもあると思うんですよ。本来、働けてなくても社会に属しているわけだし、社会人なんですよ。
病気とかで働けなくなって、社会人として認められなくなる恐れだってあるんですよ。そんな世の中生きにくいし、働きにくいんじゃないすかね。
働いてるのって、社会に属する目的もあるのはわかりますよ。それ以前に、お金を稼いで飯を食うのが目的なんですよ、本来は!
なんだか、社会貢献とか承認欲求とかどうのこうのでぼかされていますけどね。
日本では、過度に働くことが美化され過ぎじゃないですかねえ、マジで。生きてくため、飯を食うために働いているはずなのに、過労死が起きたり、パワハラのせいで死にたくなったり、実際死んでしまう人もいますし。
働くのってクソ辛いですから、死にたくなるのは当然ちゃ当然ですけどね。私もその一人なので否定はできません。社会に属するため、飯を食うために働くことで殺されるのって、何の意味があるのかなあ…

最後の方、かなり脱線しましたが、この機会に、社会人っていう言葉を使うのを考えてみてはどうでしょうか。

私は、会社員という言葉を用いています(笑)。